現役の堅看生3名に本校での学生生活について聞いてみました。
小児看護学実習には保育園実習と病院実習があります。実習を通して、発達年齢に応じた安全な環境づくり、遊びや成長発達を促す関わり、患児さんが安全・安楽に医療を受けられるようおもちゃを使用した説明の工夫を学びました。そして、とくに自分の思いを言葉でうまく表現することが難しい年齢の子どもに対しては、その思いを汲みとる関わりが大切だと学びました。
スポーツ大会は球技、リレー、ダンスなどがあって、年次対抗で優勝を目指すことで団結力が生まれます。また、聖湖祭(学校祭)では地域の方々との交流を大切にしながら、模擬店や舞台発表、看護技術体験などを企画します。学生一人ひとりが役割を担い、準備などを通して交流するうちに自然と先輩や後輩との絆が強まります。学生主体で取り組むことで楽しみながらも看護に欠かせないチームワークを学べるし、何よりも一生忘れられない思い出づくりができることが、学生主体行事の醍醐味だと思います。
2年次の基礎看護学実習Ⅱでは初めて患者さんを受け持ち、患者さんが自分でできること、できないことを考えて必要な援助を実施します。ときには、患者さんとの接し方や記録の書き方に戸惑い、つらく感じることもありましたが、実習最終日に患者さんからいただいた感謝の言葉は、「これからも頑張っていこう」という励みになりました。また、3年次の精神看護学実習では、最初は受け持ち患者さんと上手くコミュニケーションがとれずに困っていたのですが、先生や実習指導者さんにアドバイスをもらいながら関わらせていただくうちに、徐々に患者さんの行動の意味や、患者さんが僕に対して伝えようとしていることを理解できるようになり嬉しかったです。
かなりブランクがあったので受験勉強そのものが大変でした。勉強する習慣をつけるため、それまでの生活リズムを変えました。はじめは「毎日勉強すること」が大変でした。それでも一歩踏み出し、社会人としてあらためて勉強すると「学ぶ楽しさ」を感じるようになり、まずは入学するという目標に向かって少しずつ勉強する時間を増やしていきました。受験生の皆さんも、入学前に勉強する習慣をつけておくと、入学してからもスムーズに勉強できると思います。
看護を通して幅広く多くのことを学んでいると知識が増えるので、毎日が刺激的で楽しいです。また、先生やクラスメイトとの出会いも、社会人の私には貴重な経験です。本校にはさまざまな年齢や生活環境の学生がいますので、久しぶりの学生生活にすぐに馴染むことができました。互いに励まし合いながら一緒に頑張ろうと思える環境があって良かったです。
勉強と子育ての両立は大変ですが、子どもは私の頑張る姿を見ていつも応援してくれるので、それが励みになり力にもなります。また、家族、友達、先生、クラスメイトなど多くの人に助けられ、支えられています。