卒業生の声

現在活躍中の卒業生3名の方より、学生時代の思い出や、看護師として働くことについて、
そして受験生へのメッセージを寄せていただきました。

1期生Sさん
滋賀県堅田看護専門学校
専任教員
自己紹介

卒業後20年近く精神科の看護師として働き、6年前から本校で専任教員として働いています。精神看護領域を担当しています。

看護師になって楽しかったことや嬉しかったこと

働いていた精神科の病院では、患者さんに四季を感じてもらうために運動会や夏祭りなど季節に応じた行事がありました。患者さんと一緒に競技に参加したり、仮装大会で仮装をしたり、模擬店などを行っていました。仕事の合間をぬっての準備は大変なので、「もうそんな時期かぁ」「今年もするのか」とそのたびに思っていました。しかし、当日になるとそんな風に思っていたことはすっかり忘れ、自分自身が患者さんと共に楽しみ共に笑っていられたことは、今思うと「とても楽しかった」ことでした。また、そんな患者さんが楽しんでいる姿や笑っている顔を見られることが嬉しかったです。

看護師になって感じるやりがい

精神科の患者さんはどうしても入院期間が長くなってしまいがちです。そんな中で、患者さんが回復されていく過程に参加できること、また、退院までには時間がかかったとしても、少しずつでも良くなっていかれる姿を見届けることができることが看護の魅力であり、やりがいなのかなと思います。もちろん、良い変化ばかりではないので、そんな時は無力さを感じますが…。
今は実習に行った先でかつて担当させていただいた患者さんと再会することがあるのですが、私のことを覚えていて下さり声をかけて下さった時には、当時を思い出しながら現在の患者さんを見て「こんなに回復されたんだなー」と嬉しく思います。
「やりがいって何かな」と考えてみたのですが、楽しかったことや嬉しかったことすべてがやりがいにつながっているんだと思います。

受験生の皆様へのメッセージ

私が学生の頃とは時代が変わって今の学生さんは大変だなと思います。けれども、看護師の免許を取得するまでの辛抱です。学生として過ごせる時間も長い人生の中では、ほんのわずかです。今はただ、「人生で一番勉強した」と自慢できるくらい、がむしゃらに頑張って勉強して看護師になってください!私もできる限りサポートします!

16期生Nさん
医療法人明和会琵琶湖病院
看護師
自己紹介

私は卒業してから今日まで精神看護に従事しています。その中でも長年、認知症病棟に勤務しています。『人を看る』ことが看護です。患者様の心の中を看、ケアする精神看護の分野で長く働くことが私の目標です。

学校生活で楽しかったこと、辛かったこと

学生生活でいま思い出す事は、辛い記憶より楽しかったことの方が多いです。友達との何気ない日々が私の中で色濃く、鮮明に残っています。看護学校で出会った友達は、辛い日も楽しい日も共に過ごした一生の友達であり、今でも会うと学生時代にタイムスリップします。

看護師になって楽しかったこと、嬉しかったこと

看護師をしていて、一番嬉しさを感じる場面は、患者様がとびきりの笑顔を見せてくださった時です。どこかいつも悲しげな表情をされている患者様が、とってもいい表情をされた時、こちらまで笑顔になります。患者様の笑顔を引き出せる看護ができたらいいな、と思います。

看護師になって感じるやりがい

私が働く病棟には、重度の認知症患者様が多く入院されています。患者様は、病気になったことで多くのモノを失い、悲しみを背負っています。患者様と関わる中で、ふと本音や、遠い記憶を話してくださり、患者様の心に少し触れることができた時、嬉しさとともに、看護のやりがいを感じます。

受験生の皆様へのメッセージ

受験生の皆様は、いま夢に溢れていることと思います。私が言えることは、その気持ちを大事に持ち続けてほしいということです。素敵な、看護師になってください。現場でお会いできる日を楽しみにお待ちしています。

26期生Nさん
地域医療機能推進機構滋賀病院
看護師
自己紹介

私は38歳で本校に入学し、シングルマザーとして子育てをしながら学校に通って看護師資格を取得し、41歳で新人看護師として働き始めました。

学生生活で楽しかったこと

30歳代でもう一度学生生活を送り、さまざまな年代の人たちと関われたことはとても新鮮でした。また、新しい知識を得られるので勉強も楽しかったですね。

看護師になった理由

本校入学以前に看護助手として働いていました。患者さんの身の回りのお世話をするうちに、爪を切ってほしいとか湿布を貼ってほしいなど患者さんの訴えがあっても、看護助手では援助することは叶わず、歯がゆく感じるようになりました。そこで、自分で患者さんにケアを提供できるように「看護師になろう」と思いました。

看護師になって嬉しかったこと

まだ経験が浅いため、先輩方のフォローを受けながら勤務しています。受け持たせていただいた患者さんの辛いときや苦しいときに寄り添い、状態に応じてチームで考えたケアを提供し、そして患者さんが笑顔で家に帰って行かれるのを見るのは心から嬉しいです。また、退院された患者さんが外来受診日に「あんたの顔が見たかったから」と病棟まで会いに来てくださった時は、とても幸せな気持ちになりました。

受験生の皆様へのメッセージ

受験は大変でしょうが、「看護師になりたい」という気持ちを大切にしてください。思いと努力は絶対に結果につながります。また、年齢で躊躇されている方がおられるとしたら、私のように社会人入学の人も多くいますので、年齢だけを理由に諦めたりしないでください。