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第20期生の戴帽式 その2 〜お祝いのお言葉〜

戴帽の儀の後は、皆様からお祝いのお言葉をいただきました。

滋賀県堅田看護専門学校校長 式辞
木々の緑が深さを増し、紫陽花の花がひと雨ごとに色鮮やかになってまいりました。
本日、滋賀県堅田看護専門学校 第20期生の戴帽式を挙行するにあたりましては、大津市長様をはじめ、関連医療機関、同窓会長、保護者の皆様方、多数のご参列を賜り、ありがとうございました。

20期生の皆さん、皆さんが看護の道を選び本校に入学されて、早や1年あまりが過ぎました。哲学・論理学で学んだ思考の過程は基礎実習で活かすことができたと思います。
「近代看護の祖」と言われているナイチンゲールは、『看護覚え書』のなかで、看護師にとって一番大切なことは、「他人の感情のただなかへ自己を投入する能力」だと述べています。相手の感情のただなかに自分を投入しなければ、相手の苦労を本当に理解することはできない、つまりそれは、相手の立場に立って相手に寄り添うということです。看護の相手にどうなって欲しいのか?相手を思いやる気持ちを大切に、今日この戴帽の儀を機会に、多くの人達の前で誓った言葉に恥じないよう、日々精進していってください。
そして、看護の素晴らしさをキャンドルの灯(ともしび)のように温かく照らし続けて、49本の灯が看護という一本の大きな灯になるよう願っております。

あらためて、戴帽生の皆さん、おめでとうございました。会場の皆様方にはこの20期生への温かいご支援をお願いいたしまして、式辞といたします。

平成23年6月10日  滋賀県堅田看護専門学校 学校長 畑井松子

 
 


社団法人滋賀県私立病院協会会長 祝辞
皆さん こんにちは。 本日、戴帽式をお迎えになられましたこと、心よりお祝いを申し上げます。 本日は滋賀県私立病院協会 水野会長に代わりまして、理事である甲南病院 理事長 古倉みのりがご挨拶をさせていただきます。
昨年4月に入学されてから、たくさんのことを学ばれたのでしょうね。 私は内科医ですが、今思い起こせば、学生時代というものは、勉強に集中できるとても幸せな時期でありました。今では、医療人として患者さんに尽くせるということを、本当に幸せに感じながら、毎日を過ごしています。
本日は、後輩である皆さんに、私が近頃感じている3つのことについてお話したいと思います。私の申し上げることが、これからの皆さんの人生において、少しでもお役に立てば、幸いでございます。
まず、一つ目は、患者さんは人間であるということです。 がん、神経難病、認知症、さまざまな病気がありますが、どうか病気の名前に圧倒されないでください。患者さんは人間なのです。私は研修医の頃、がん患者さんと聞くと、何か特別の様な気がして、上手く接することができないことがありました。医療者は、病気を治すことが仕事ですが、患者さんは、たまたまその病気にかかってしまった私たちと同じ人間なのです。
恐れることなく、心から患者さんに寄り添って欲しいと思っています。
 
二つ目は、医療業というものにプライドを持つということです。プライドを持つということは、威張ることではないです。 患者さんやご家族の心は不安でいっぱいです。どんな思いで闘病されているかを想像してみましょう。想像することは大切です。 自分が病気だったら、この様に看護されたらどう思うだろう?  自分の家族が病気だったら、看病で疲れている家の人に、体を壊さないで休んで欲しいと思うときもあるでしょう。 皆さんがかける思いやりにあふれる言葉や、そっと肩に添える手の温かみで、どれほどの、患者さんやご家族が癒されるか、まだまだ想像できないかもしれません。それは、皆さんが考える以上に、大きな、大きな力なのです。心の片隅でもいいので覚えておいて欲しいです。
 
三つ目は皆さんの大先輩であるナイチンゲールのお話です。
皆さんもご存知のようにナイチンゲールはクリスチャンです。聖書の言葉に導かれ、病気の人を助けます。 ここで一つ聖書の言葉をご紹介します。
ルカによる福音書6章30〜35節を紹介します。 ルカという人はイエス・キリストの弟子で医師であります。
 
「求める者には、だれにでも与えなさい。あなたの持ち物を奪うものから取り返そうとしてはならない。人にしてもらいたいと思うことを、人にもしなさい。自分を愛してくれる人を愛したところで、あなたがたにどんな恵みがあろうか。罪人でも、愛してくれる人を愛している。また自分によくしてくれる人に善いことをしたところで、どんな恵みがあろうか。罪人でも同じことをしている。返してもらうことを当てにして貸したところで、どんな恵みがあろうか。罪人さえ同じものを返してもらおうとして、罪人に貸すのである。しかしあなたがたは敵を愛しなさい。人に善いことをし、何も当てにしないで貸しなさい。そうすればたくさんの報いがあり、いと高き方の子となる。」
 
患者さんに何かをしてあげた、薬を飲ませた、我慢が足りない患者さんだ などなど
悲しいことに日常、医療機関ではよく聞かれる言葉です。
医療に携る者は、こういう態度ではいけません。 
私たちはプロ 皆さんもプロになる方ですから、医療看護行為は、私たちの当然の責務なのです。 患者さんにもっともっと寄り添って、手助けをしたいという思いやりの気持ちが欲しいです。 そして、そのように患者さんに接すると、皆さん、どうなると思いますか?
 
自分の心が豊かになるのです。信じられないかもしれませんが、患者さんを励ましているつもりが、実は、患者さんが私たちを励ましてくださり、育ててくださるのです。
何年もたたないとわからないかもしれませんが、これからの将来、こんな幸せに恵まれるのだということを覚えていただいて、日々努力していただきたいと思います。
もちろん辛いこともありますよ。人生は楽しいことばかりではありません。
疲れたら先輩が助けてくれます。もちろん、先生が助けてくれます。
水野会長はじめ滋賀県私立病院協会のメンバーみんなが応援しています。
 
心を素直にもって、これからの人生がますます充実したものになるよう、この学校でたくさんのことを学んでいってください。
看護の誓いの重みと深みを十分に理解し成長していってください
以上簡単ではございますが、お祝いのご挨拶とさせていただきます。
 
平成23年6月10日   甲南病院理事長 古倉みのり

 


大津市長 祝辞
滋賀県堅田看護専門学校の第20期生の戴帽式が挙行されるにあたりまして、一言お祝いの言葉を申し上げます。

皆様はこの滋賀県堅田看護専門学校に入学されて以来、これまでの間に看護の基礎課程を学ばれ、看護師としての能力を充分備えられたものとして、本日ここに、めでたく戴帽式を迎えられました。この喜びは、ご本人はもとより、ご家族やご指導いただいた先生方におかれましても、ひとしおのことと、心からお祝い申し上げます。

さて、東日本大震災の発生から、はや3か月が経過いたしましたが、ここに改めてお亡くなりになられた方々に対し心から哀悼の意を表しますとともに、被災された多くの方々に対し、お見舞いと今後の復興をお祈り申し上げる次第でございます。
このような災害時にまずもって必要となるのが人命救助であり、その一翼を担う看護師の果たす役割は大変重要であります。この度も、被災地において、各病院や看護協会から災害支援のための看護師が多数派遣され、精力的に医療活動をしておられます。このような先輩の皆さんの活躍を見て、改めて看護の道を選択されたことに責任の重さ、やり甲斐などを感じておられることと思います。

この滋賀県堅田看護専門学校では、看護師として必要な知識、技術の習得にかかる指導に加えて、豊かな人間性を有する看護職の育成を目指しておられると伺っており、看護の技術はもちろん、「看護の心」を持った看護師として社会に貢献されることを願っております。
結びになりましたが、本日ナースキャップを受けられた皆様には、健康に充分留意され、今日の感動を忘れることなく、今後ますます勉学と技術の向上に励まれまして、社会の期待に応え得る優れた看護師として成長されますよう、祈念申し上げまして、お祝いのことばとさせていただきます。

平成23年6月10日  大津市長  目片 信

 
(写真は、代理出席の茂呂健康保険部長)
 
 
花束贈呈では、本校の主たる実習受入病院であります高島総合病院、社会保険滋賀病院、
草津総合病院、ならびに同窓会より花束を頂戴しました。
 
      
 

このほか、多数の祝花ならびに祝電を頂戴しました。心よりお礼申し上げます。
 

2011年06月29日