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患者さんを安全に安楽に「移送・移乗」する技術を学びました

7月18日、1年次生が履修する基本援助技術Tで「移送・移乗」の演習がありました。
「移乗」とは、患者さんを安全にほかの移送用具に乗り移ってもらうこと、「移送」とは、患者さんを安全・安楽に移送用具に乗せて運ぶことです。
今回は、次の3つの演習をしました。
 @車いすでの移乗・移送技術
 Aストレッチャー(担架)での移乗・移送
 Bスライディングシートを使用しストレッチャーへの移乗

※スライディングシートとは背部が滑りやすいよう工夫されたシートで、自分で動けない患者の背部に敷くことによって、看護師が一人でもベッド上での位置を変えたり、向きを変えやすくなる介護補助用品です。
 
看護師3人でしっかり腕を組み合わせ、ベッド上に寝ている患者の頭部・腰部・足部をそれぞれ抱え上げ、ゆっくりとストレッチャーに移します。このとき、看護師は身長の高い順に頭部・腰部・足部を担当します。これは、背の低い人が頭側に立つと頭部が下がり気分が悪くなるため、それを防ぐ目的があります。また、看護師はそれぞれ隣同士でクロスした状態で腕を組み、患者を抱えた腕が外れるのを防いでいます。
 
 

スライディングシートを使ってストレッチャーからベッドに移乗しています。ベッドからストレッチャーに移すときはベッドをやや高く、ストレッチャーからベッドへ移すときはベッドをやや低くすると、高低差によって少ない力で移乗させることができます。
 
 

車いすへの移乗の介助が必要な人は、下肢(足)の力が弱っている人であり、1人でしっかり立てない人を対象としています。安全で安心・安楽に移乗ができるよう、患者および介護者のボディメカニクス(身体構造や機能を力学的視点から捉えた無理や無駄のない効率的な体重移動・動作)を正しく使って移乗させることが重要です。正しいボディメカニクスを使うと患者・介護者の動きに伴う負担を軽減し、双方にとって安全・安楽な動作が可能となります。
 
   

車いすでの移送の様子です。
 
   

「移送・移乗」は看護援助の基本となる技術であるため、基礎看護学実習が間近に迫った学生は真剣に取り組んでいました。(N)

2018年08月21日