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卒業生からのメッセージ

来訪記録48 〜18期生Kくん〜

卒業研究で図書室がごった返していた7月18日、18期生のKくんが来られました。現在は病院勤務のかたわら、県看護協会で高校生に看護の仕事を広報する役割も果たしているそうです。在学中に学生図書委員長をつとめたことのあるKくんは「交流ノート」に快く協力してくださいました。

Kくんから在学生へのメッセージ

入学してから漠然と看護師になりたいと思って過ごしていました。それが、看護師になりたいと明確に思えるようになったのは、2年の臨地実習のときでした。
そのとき受け持たせていただいた患者様は余命が残り少なく、実習1週目はまったく意欲がみられませんでした。当時、自分の父も癌を患っており、実習帰りには見舞いに行っていました。2週目、患者様の「君のお父さんは何をしている人や?」という質問に答えたときから患者様のお気持ちに変化がありました。残念ながらそのときの私はその変化に気づくことができないまま、ただひたすら実習をこなしていました。実習を終えてから、奥様にいただいた手紙を読んで患者様のお気持ちを知り、ものすごく申し訳なく、患者様を観ることができていなかった自分が情けなくなりました。
患者様は看護学生であり父の見舞いに通っている自分をとても気にかけてくださっていたそうです。あとで、患者様が最期の役割として「実習」という病気にかかってしまった私を「看護」してくださったのではないかと思うようになりました。それからは自分なりに患者様を観ようと努力して、今に至ります。
在学生の皆さん、実習は大変ですが患者様は素敵な方ばかりですよ。がんばってください。

 
在学中の貴重なエピソードから、患者様に学ばせていただく臨地実習の重みが伝わりますね。

Kくんは、看護学生におすすめの本も紹介してくださいました。
症状からみた看護過程の展開(井上智子[編],医学書院,2007年)
在学中から使用していて、仕事に就いてからも愛用しています。オススメなところは、単純明快なところですね。
 
Kくん、ありがとうございました。

2014年07月28日